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◆そもそもケサランパサランって何んだ?
洞窟/隧道/穴/窪み 探検
金色に輝く水を湛える洞窟
黄金というのは世界共通の高貴な物質だ。 洞窟の中の水がまさにそんな黄金色に輝いているのだから、自然に対する 畏敬の念など忘れかけた現代人にとっても神秘的に映ってならない。
我々でさえそうなのだから、輝く人工物がまだ発明されていなかった頃の人たちは、この洞窟の水をどのように感じたのだろうか?
黄金井戸
千葉県 富津市 萩生 1176
左の写真は別に画像処理しているわけではない。 本当にこのような色なのだ。 しかも実際に薄暗い洞窟内で見ると、写真よりもずっと“輝いている”という感じに見える。
はじめてここに来た時に、洞窟の外から内側に何か黄色いようなものが見えて、まるで工事現場にあるような資材を覆うビニールシートが池を覆っているのだと思った。
洞窟に入ってよく見ても、最初は黄金色に光るガラスかなにかが洞窟内の水を覆っているようにしか思えず、 いかにも歩いて渡れそうな感じだったが、近くで見ると、小さな虫が水面を泳いだ場所や風などで水面が動いた場所だけ黄金色が剥がれていて、ようやく、なるほど光っている物質が水面に浮かんでいるんだなぁと理解できた。
これは、ヒカリモという微生物が4月から6月ごろに水面に浮かんできて、その細胞によって、天井に開いている穴から入ってきた光などを反射させて水を光らせているのだそうだ。
このヒカリモ、水がキレイでなければ生息できないため生殖場所が限られており、この黄金井戸のように 毎年定期的に同じ場所で光を放つ(ように見える)のはとても珍しいのだとか。
昔の人はこの輝きにとても神秘的なものを感じたのか、この黄金井戸の周りには弁天様やら恵比寿様やら鳥居やらお地蔵様などが乱立しており、仏教、神道、土着神など、昔から人々の思い思いの畏敬の念の対象となっていたことがうかがえる。
尚、先ほど書いた通り、水が光るのはヒカリモが水面に浮遊している間だけなので、4月から6月のシーズンを過ぎると、黄金色の膜はだんだんと消えて行き、秋から冬にかけては透明な水に戻るそうだ。 このあたりの理由はわかっていても、年間を通しての変化を目の当たりにしたら、驚くしかないだろう。
尚、ワタシはまだ見た事はないが、茨城県日立市の
東滑川緑地
には一年中光り輝くヒカリモの群生地があるとのことだ。
アクセス
【黄金井戸】
館山自動車道富津中央ICから県道91号を経由して、国道127号線「内房なぎ
さライン」に入り、館山方面へ約10分。
地元の名産品
【磯料理マルゴ】
とにかく海産物が豊富な土地なので、美味いのはもちろん、値段もお手ごろ。 黄金井戸のご利益なのか、この辺りには「黄金アジ」 という呼び名のアジが取れるのだが(確かに横腹が薄く金色に光っていた)、 この店でも黄金アジのたたきとフライを楽しめる「黄金定食」をいただける。
黄金井戸を見て黄金定食を食べる、まさに黄金つくしの旅を満喫できるのだ。
より大きな地図で
小金井戸
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