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新郷土料理探検
バカガイ(千葉県 富津)
■まずは『バカガイ』の基礎知識から■ ・バカガイ科の二枚貝で、ほぼ三角形の壊れやすい貝殻を持つ。
・貝殻(=貝の家)が壊れやすいので、破家貝とも呼ばれ、転じて『バカガイ』となったという説がある。・潮の干満、砂地の変化に敏感で一夜にして生息場所を変えるため「場替え貝」とも呼ばれ、転じて『バカガイ』になったという説もある。 ・海水からでると貝の口が半開きになり、馬鹿みたいだから『バカガイ』と呼ばれるようになったという素晴らしい説もある。 ・貝の内側は白色。本体はオレンジ色。 ・大きさは大きいもので8センチぐらい。 ・干潮線付近から水深6メートルぐらいの海底に生息する。 ・一個の貝に貝柱が大小二個あり、大きい方は”大星”小さい方は”小星”と呼ばれている。 ■江戸っ子にとって“貝柱”とはバカガイの貝柱のことだった■ ■『バカガイ』はこんな風にも利用されている!■ 1)肥料原料として。。 年間約2000トンの『バカガイ』の内臓(わた)を肥料用原料として供給している。 2)製鉄材として。。 これは驚きだ! 鉄を作るときには鉄鉱石の不純物(硫黄など)を取り除くために石灰粉を用いるのだが、 なんとこの代用品として『バカガイ』の貝殻が利用されているというのだ。 貝殻の成分は炭酸カルシウムだから、確かに利用できるのだろうが、最初に考えた人はまさに天才だ。(平成14年から隣接市の製鉄工場で利用されているとのこと。) ■その他 『バカガイ』豆知識■ ・木更津から富津にかけてはかつて青柳という地名で呼ばれていた(現在も青柳という地名がある)ことがあり、 『バカガイ』はこの地方でよく採れるということで『青柳』と呼ばれた。(上にも書いたが『バカガイ』が正式名称で『青柳』が俗称であるということを改めて強調したい。)。 ・中国では『蛤蜊(ハウリィ)』と呼ばれ、よく屋台で売っているらしい。 ・有名な『バカガイ』料理『なめさんが』(下記参照)だが、 『さんが』とは房総地方に伝わる漁師料理の方法で、鰯や鯵や貝などの内臓を取り出して、味噌、生姜、ネギと一緒に包丁で細かく叩いてつくる料理のことを言うそうだ。(名前の由来は調査中) ・また『なめさんが』の『なめ』は、生が変化したとか、 やはりタタキ料理名の『なめろう(口当たりからこう言われたとか。なめらか・なめる からきたのか?)』が変化したとのこと。 ・貝柱を揚げものにすると、貝柱から水分が多量に出て油がすぐに痛んでしまう。 そういう意味でも、貝柱のテンプラやかき揚げはコストがかかるのだとか。 ■『バカガイ』を心ゆくまで食べてきた■ 〜バカ貝料理専門店でバカ貝ずくしを堪能!(千葉県富津市)〜
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