秩父地方を走る二本の街道である、国道140号線と国道299号線に点在する お土産屋や道の駅、地元スーパーの入り口付近などで売られている「みそポテト」と呼ばれる、ジャガイモ等に衣をつけて揚げ、甘目の味噌タレをつけた料理です。

秩父地方は結構揚げ物が盛んで、秩父鉄道のホームにある立ち食い蕎麦屋の天婦羅(かき揚げが定番)などもボリューム満点で、しかもその場で揚げていますので、サクサク&ジューシーで、とても駅ホームのかき揚げのレベルではありません♪

かき揚げと同様に天婦羅の主流なのが芋類とキノコです。(秩父は山間部で海がありません、念のため。) 特に値段の安価な芋類の天婦羅は子供のおやつとして、昔から食べられていたようです。

このみそポテト、通常はジャガイモを使っているようなのですが、お店によっては、この地方独自の芋、中津川芋が使われている場合があります。この中津川芋は、上の写真でも書きましたが、武田信玄の家臣が落ち武者となってこの地に逃げたときに伝えたという説や、日露戦争で捕虜になった地元の方が、終戦後にロシアから持ってきた説など、その謂れについては実に興味深い諸説があるのです。

中津川芋は、サツマイモと栗とジャガイモを足し合わせたような食感で、ジャガイモよりも香ばしく、歯ごたえもあり、実が詰まっている感じのする芋です。調理してから時間がたっても身が崩れにくいので、みそポテトのようなスナック的な食品には、ピッタリ合うような気がしますねぇ。

みそポテトの味噌タレは北関東特有の甘味で、ワタシなどは甘辛風味にしてくれたらいいなぁ、なんて思ったりもするのですが、やはりこういうのは、その土地の味付けでいただくのがルールでしょう。そしてこの味噌もお店によって味が違い、その違いを楽しむことが出来ますので、秩父地方をドライブする場合には、みそポテトを売っているお店を見つけるごとに食べてみても楽しいかも。(結構、カロリー高そうですが。。。)