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新郷土料理探検

中津川芋の みそポテト(埼玉県 秩父地方)

秩父地方では、串に刺したジャガイモを、揚げて味噌ダレをつけたり、 味噌を塗って炭火で焼いたりした みそポテト という食品が、最近よく見られる。  もともとこの地方、ジャガイモに甘辛い味噌を付けて食べることが一般的で あったようで、それを町興し用にファーストフードにしたものと言えるだろう。

店によって味噌ダレの味や色が違い、その違いを楽しむのも一興なのだが、ワタシは芋にコダワリたい。  秩父地方には 中津川芋 と呼ばれる絶品の芋があるのだ。 中津川芋のみそポテト、これが最近(2009年夏)の 秩父地方のキーワードだ。

左の写真は正真正銘の中津川芋の “みそポテト” なのだ。

秩父地方では “みそポテト” そのものは頻繁に見られるが、 中津川芋を使っているものは探すのが困難なほど少ない。

おそらく中津川芋という芋の存在を知っている人は、秩父地方でこの料理を食べたことがある人 以外は、 ほとんどいないのではないだろうか。

この中津川芋、武田信玄の家臣が落ち武者となってこの地に逃げたときにもたらしたという説や、 日露戦争で捕虜になった秩父地元の方が終戦後にロシアから持ってきたという説などが残る、 実に興味深い食材なのだ。

もちろん伝説の面白さだけではない。

大雑把に言えばサツマイモと栗とジャガイモを足し合わせたような食感で、 ジャガイモよりも香ばしく歯ごたえもあり実の密度が高い、味もジャガイモよりも 香ばしい感じがする。 芋喰いには病みつきになる味だ。

調理してから時間がたっても身が崩れにくいので、 みそポテトのようなスナック的な食品には、ピッタリ合うような気がする。

しかし、この中津川芋、最初に書いたように、実際にこれを売っている店は驚くほど少ない。  最近(2010年6月)ワタシは頻繁に秩父探査を行うのだが、 中津川芋を定常的に販売している店は、三峰神社の参道の土産物屋と 140号線をさらに山梨方面に進んだ場所にある土産物屋 ぐらいしかないような気がする。

このページは特定のお店を宣伝するためのものではないのだが、中津川芋に興味を持った方は、下の地図を参考に これらのお店に行って、 是非、中津川芋を食べて欲しい。



  実はワタシが最初に中津川芋を食べたのは、道の駅 大滝温泉 の食事処の前に設置された販売所だった。

そこでは焼肉と中津川芋が入ったハンバーガーを売っていたのだが、 焼肉と中津川芋とのコンビネーションに マヨネーズとスペシャルソースの組み合わせが、 とにかく絶妙な一品だった。

しかしどういうわけか最近、行くたびに寄ってみるのだが、いつもシャッターが降りている。

販売所自体が営業をやめてしまったのか、それとも偶然が重なっただけなのかは不明だが、 せめて観光客が行く土日の昼間ぐらいは営業していて欲しい。

ご当地バーガーが流行の昨今、秩父地方の名物になること間違いないと思うのだが。。。




【三峰お犬茶屋 山麓亭】  三峰神社への参道にある。味噌を付けた中津川芋を囲炉裏で焼いて食べさせて
くれる。

【雁坂峠茶屋 山麓亭】  三峰神社の山麓亭とたぶん同じ系列だと思う。 水車小屋で挽いた蕎麦や串に刺して
焼いた鹿肉も食べられる。

【道の駅 大滝温泉 売店前の出店】  焼肉+中津川芋のハンバーガーは今でも売っているのだろうか。。。

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