【Fantastic】 関八州の狐の親分が住む穴/王子稲荷神社 (Tokyo pref.)
写真に写っているように、王子稲荷神社の断崖の奥深くには「狐穴」と呼ばれる洞窟があります。 言い伝えによると、関東地方の稲荷神に仕える狐たちの親分が住んでいるのだとか。
さらに、この洞窟は落語にも登場し、 人間を騙そうとした母狐が、 逆に子狐たちと共に騙されてしまったという話が語られています。 この「騙された狐」と「狐の親分」には、一体どのような繋がりがあるのでしょうか?
幸運をもたらすとパワースポットでもあるようです。
王子稲荷神社の有名アイテムである、火災避けのお守り「火伏の凧」です。
王子稲荷神社にある巨大な絵馬で、「正月の最初の3日間と初午(旧暦の午の初日)のみ公開される」ものです。平安時代の英雄、渡辺綱に腕を切断された茨木童子が、女に変身して腕を取り戻した姿が描かれています。
落語「王子の狐」は、 美しい女性に化けた狐が、男を「扇や」という料亭に誘い込み料理をごちそうさせようとしましたが、 男は彼女が狐だと気づき、 「料金はあの女が払う」と店員に告げ、先に店を出てしまいました。 代金を払えなかった女は店員に問い詰められ、狐であることがばれ、罰を受けて狐の巣穴へと逃げ帰ったという話です。
驚くべきことに、この「扇や」は今も営業しており(ただし今はテイクアウトのみ)、 狐の愛した卵焼きは今も販売されているのです。 この卵焼きですが「濃厚でまろやかな味わい」で、ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりで、現在も王子の名物となっています。
言い伝えによると、「毎年大晦日には、関東地方の稲荷神の狐の使者が王子の狐将軍に参拝に訪れる」とのこと。長い旅の末、狐たちはまず「装束稲荷」に立ち寄り、身支度を整えてから王子稲荷神社へ参拝に向かうとのことです。
そして、これを模した行事が毎年大晦日に行われています! 深夜に「精族稲荷」に集まり、「狐メイク」や「狐の衣装」を身に着けた大勢の人々が「王子稲荷」へと行列をなして行進する光景は、まさに息を呑むほどですよ!
装束稲荷神社:関東地方の稲荷神々が、大晦日に王子稲荷神社へ参拝する前に衣装を整える神聖な場所です。また、「王子狐行列」の集合場所でもあります。