【Fantastic】  僧侶に化けた白狐/澤蔵司稲荷 (Tokyo pref.)

元名年間(1615年〜1624年)、 伝通院で修行していた澤蔵司という若い僧侶がいました。

彼は千代田城(後の江戸城)の建設中に発掘された 十一面観音像を手に入れ、 それを用いた修行を通して変身能力という超自然的な力を授かったそうです。

真偽はともかく、彼は相当優秀な僧侶だったようです。 しかし、澤蔵司は実は白狐が化けた姿だったという話があるのです!

 

ここから澤蔵司を祀る霊廟へと向かいます。

霊廟へと続く石段と鳥居

澤蔵司が祀られている、一般に「大穴」として知られる霊廟。

 

澤蔵司の正体が白狐であることが何故バレたのか?

●澤蔵司稲荷の「公式史」には、 「修行を終えた稲荷大明神は、学院の長の夢の中に現れ、 自分は太田道寛が招いた稲荷大明神であり、 長年切望していた浄土の法を成就したことを明かした。 そして、『この寺を守護するから、祠を建てて私を祀ってくれ』と言って去っていった」と記されています。

●もっとユーモラスな逸話としては、 「寝ている間に尻尾がうっかり出てしまっていて、 それを同僚に見られてしまい、 恥ずかしくなってその場を立ち去った」というものがあります。  

 

これは近くにあるエノキで、 澤蔵司に変身した白い狐の住処だったと言われています。 その木の上半分は戦時中に焼失してしまいましたが、 それを切り倒そうとした区役所の職員2人が不慮の死を遂げたという 伝説があり、いまもそのまま残されています。

澤蔵司は蕎麦が大好き、 今も営業している「稲荷そば万章」の常連客だったようです。

しかし彼が支払ったお金は「落ち葉」らしいのです♪ 実際にこのお店の方に尋ねてみたところ、 「うーん、どうでしょうね…」という返事でした(笑)