一人旅ネタ&散歩ネタを紹介|けさらんぱさらん|

●彩湖で感傷的になったり驚いたり


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1.彩湖自然学習センターに行ってきた

グーグルマップで見つけた「彩湖」の文字、ネーミングの「キラキラ感」が気になりググってみると「1997年に作られた調整池」と判明。さらに「和亀はいる?」と調べてみると「彩湖自然学習センター」で飼われている亀の写真がでてきたのです。

「彩湖自然学習センター」は音だけを聞くと「サイコパスな人たちに自然を学習させ暖かな心を取り戻させる施設」だと思う方もいるかもしれませんが、もちろんそんな施設ではありません♪ ま、そんなこんなで「写真の亀を見る」および「彩湖で亀を発見する」ために出かけて行ったわけです。

ここが「彩湖自然学習センター」です。5階建ての立派な施設で、しかも入場料も駐車場も無料なんですよ!

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2.ひさびさに生のイシガメを間近で見る

イシガメは「彩湖自然学習センター」にはこの一匹のみ。ボクが子供の頃は「近所のガキんちょはほぼみんなイシガメを飼っていた」のですが、今では「準絶滅危惧種」らしいですよ。

イシガメは「甲羅の後ろの端がギザギザしている」のが特徴。

甲羅の色も黄褐色で、次に紹介するクサガメとは色だけでも区別ができますよね。

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3.やっぱりクサガメはカッコいい

クサガメはなんと言っても「甲羅に走る三本の突起帯(「キール」っていうらしいですねぇ)」が特徴です。スタイリッシュなその姿がめちゃカッコいいんですよ。

甲羅の模様の境目の筋が「金色っぽい」のもクサガメの特徴です。とにかくカッコいいんですよ!

こちらはクサガメの赤ちゃんぽいですねぇ。彩湖自然学習センターにはクサガメは3匹いました。

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4.アカミミガメが悪いわけじゃないのだ

昨今、日本の池や沼で見られるほとんどの亀は「ミシシッピーアカミミガメ(以下「アカミミガメ」)のようです。名前の通り頭部の脇に赤いラインが入っていて、甲羅の模様も派手なやつですね。

幼体は「ミドリガメ」と呼ばれる、縁日でも売られていた「小さな亀」ですが、飽きて捨てられた亀が大繁殖したらしいです。彼らの繁殖力はものすごくて「侵略的外来種ワースト100」にも選ばれているようですよ。ま、彼らには罪はなく「亀を捨てたガキんちょ共(とその親)」が悪いですけどねぇ。

よく言えば派手、悪く言えばグロ(w)。ま、アカミミガメは、和亀を探しているボクにとっては「宿敵」ですから、ちょっと評価も厳しくなるんですよ♪

彩湖自然学習センターでも「大きな水槽」をあてがわれ、ここでも「わがもの顔」のアカミミガメでした。

上の写真のポスターに書かれていることが全てですよ。ボクは「アカミミガメ」を「宿敵」なんて呼んでいますが、悪いのはニンゲンの方なんです。

しかし「アカミミガメによる被害」も多発していて、「水草を食べつくし在来の動植物の生育環境を破壊する」「ハスの群生の消滅を招く」などの深刻な問題があるのも事実。 地域によっては駆除対象にもなっていて、「基本的にセンチメンタル志向」のボクは居たたまれなくなってしまうのです・・・。

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5.何かがいた!

そんな感じでセンチメンタルな気分に陥ってしまいましたので、気分転換に猛暑の中、彩湖近辺に亀を探しに出かけたわけです。

彩湖そのものにも亀はいるらしいのですが、何しろ日差しがキツくて、広い湖畔にたたずんでいることに耐えきれず、同じエリアの森の中にあって比較的日影がある「鑑賞湖」に移ってみました。

彩湖の脇にある「鑑賞池」。その名とは裏腹に、人気も無く、整備が滞り木道はギシギシ鳴るし、草木が遊歩道を遮り歩きずらいんですが、でもその分ワイルド要素が豊富ですよ。

「鑑賞池」の周りをグルグルを回っていたのですが、池の外周全てが「丸太で護岸」されているため、亀が甲羅干しをするような所が無いんですよね。で、諦めかけていたら、水面上にこちらに向かって移動してくる物体が見えるではありませんか!

それを撮影し、帰宅後拡大してみたのが下の写真。もしかしたら亀の頭?

これだけだと「亀なのかどうか」もあやふやですし、ましてや亀の種類なんて判りませんよねぇ。だけど魚とは違った動きをしていたのは事実です。やはり望遠レンズが欲しくなりましたねぇ。いつかは望遠レンズを買うぞと決めた暑い夏の午後でした。